建設車両用タイヤ 安全に使っていただくために

必ずお読みください。

※特にご注意いただきたい箇所に 警告 危険 を表記しております。

危険防止のために

空気圧充填

  • 建設車両用タイヤの組立て時のビードシーティング圧は、下表とし、これを超える圧は注入しないでください。ビードシーティングとは、タイヤ組立て時に、タイヤの両側のビードがリムのビードシート部に周上均等にのった状態(ハンプ付リムは、ビードがハンプを越えた状態)をいいます。
    タイヤの種類 ビードシーティング圧
    建設車両用 ロックリング式 50kPa(0.5㎏f/cm2)以下
    上記以外 300kPa(3.0㎏f/cm2)以下
    注1)上表にかかわらず、タイヤメーカーの指定がある場合はそれに従ってください。
    注2)100kPaは1.0㎏f/cm2に換算。
  • エアコンプレッサーの調節弁は、タイヤ破裂の危険があるので、タイヤの使用空気圧に応じ、下表により正しく調整してください。
    エアコンプレッサーの調節弁の最高調整空気圧
    タイヤの使用空気圧区分 調節弁の最高調整空気圧
    400kPa(4.0㎏f/cm2)まで 500kPa(5.0㎏f/cm2
    400kPa(4.0㎏f/cm2)超~600kPa(6.0㎏f/cm2)まで 700kPa(7.0㎏f/cm2
    600kPa(6.0㎏f/cm2)超~1000kPa(10.0㎏f/cm2)未満 1,000kPa(10.0㎏f/cm2
    注1)上表にかかわらず、2つ割り用リム使用タイヤの危険空気圧は400kPa(4.0㎏f/cm2)とする。
  • 破裂の危険を避けるため、タイヤを安全囲いの中に入れる等、安全措置を講じた上、空気を充てんしてください。

タイヤの傷

  • 傷がコードに達している外傷、ゴム割れのあるタイヤは、本来のタイヤ強度が損なわれ破壊の危険がありますので使用しないでください。修理が可能かどうかについては販売店にご相談ください。

走行

  • 急発進、急加速、急旋回及び急停止は危険ですので避けてください。特に、湿潤路、積雪路および凍結路は、滑りやすく、事故になるおそれがあるため、急カーブでは減速するなど、道路状況に応じた適切な運転をしてください。

タイヤ移動上の注意

  • 建設車両用タイヤは非常に重いため、人の力で支えようとすると思わぬ事故につながります。取り扱いには十分に注意ください。
  • クレーンやフォークリフトでタイヤを移動させるとき、タイヤのビード部分をキズつけないようにご注意ください。

[クレーンで移動させる場合]
クレーンで移動させる場合

[フォークリフトで移動させる場合]
フォークリフトで移動させる場合


安全維持・性能維持のために

タイヤ選択時の注意

  • 車両メーカーが指定した標準タイヤ又はオプションタイヤを使用してください。
  • 全輪とも同一の種類、構造、サイズのタイヤを使用してください。なお、自動車メーカーが軸別にサイズの異なるタイヤを指定した場合は、その指示に従ってください。
  • 車両の種類、用途および使用条件に適合したタイヤをお選びください。タイヤの種類が異なると、運動性能やタイヤのたわみ量が異なりますので、走行時の操縦性、安全性が悪くなったり、積載時の車両の傾きなどが起こる可能性があります。
  • 新品タイヤには、新品チューブ・フラップを使用ください。
  • タイヤの種類およびサイズに適合したホイールを使用ください。また、チューブレスタイヤには必ずチューブレス用ホイールを使用ください。

異物・傷の点検

  • ホイールには、亀裂・変形等の損傷や著しい腐食がないことを確認してください。
  • タイヤに釘やガラスなどの異物が刺さっていないか、その他傷および異常な摩耗がないか点検ください。異物が刺さっている場合は全て取り除いてください。

タイヤ・ホイール装着時の注意

  • チューブレスタイヤはビード周辺のキズなどで空気もれを起こすことがありますので、リム組み時には、必ずタイヤリム組用の潤滑油を塗布ください。
  • タイヤ内の異物や水分によりタイヤの機能を損なう場合があります。リム組み前にタイヤ内を点検し、異物や水分を取り除いてください。
  • コンプレッサー内の水もタイヤ内に入ることがありますので、定期的にドレイン抜きをしてください。
  • 複輪タイヤ外径差を超えて使用するとタイヤが損傷したり事故につながるおそれがありますので使用しないでください。複輪外径差が許容範囲内の場合は外径の小さいタイヤを内側に装着してください。
    タイヤの許容外輪差
    タイヤ幅 ロックリング式
    バイアスタイヤ ラジアルタイヤ
    8.25以下 8mm 6mm
    9.00~14.00 12mm 8mm
    16.00~18.00 22mm 15mm
    21.00以上 24mm 19mm

空気圧に関する注意

  • タイヤ使用時の空気圧は走行前の冷えている時に車両メーカー指定空気圧に調整してください。空気圧に過不足があるとタイヤが損傷したり事故につながるおそれがあります。
  • 空気圧は、自然に少しずつ低下しますので、必ず、定期的に点検し調整してください。また、走行時及び走行後はタイヤの発熱により空気圧は高くなりますが、決して空気を抜かないでください。

摩耗限度

  • すり減ったタイヤは、運転性能が低下したり、濡れた路面でスリップしやすくなり危険です。新品タイヤとお取り換えください。
  • 積雪及び凍結路走行の場合は、冬用タイヤの残り溝が新品時の50%以上ある(トレッドにプラットフォームが露出していない)ことを確認してください。溝深さが50%未満のタイヤは冬用タイヤとしては使用できません。

安全走行のポイント

  • タイヤを傷つけるおそれがあるので道路の縁石等にタイヤの側面を接触させたり、道路上の突起物乗り上げは避けてください。
  • 走行中は、常に走行速度に応じた車間距離を確保してください。特に、湿潤路、積雪路および凍結路走行時は充分な車間距離を確保してください。

タイヤチェーン使用時の注意

  • タイヤチェーンは、タイヤサイズに適合するサイズのものを、駆動輪に装着してください。(4×4車両は車種により異なりますので、車両の取扱説明書に従ってください。)
  • タイヤチェーンを装着して積雪又は凍結していない道路を走行するとタイヤ・タイヤチェーン及び車両を損傷したり、スリップするおそれがありますので避けてください。
  • タイヤチェーンを使用した場合は、金属製タイヤチェーンでは30㎞/h以下、非金属製タイヤチェーンでは50㎞/h以下の速度で走行してください。

タイヤ保管

  • タイヤ・チューブは直射日光・雨及び水・油類、ストーブ等の熱源及び電気火花の出る装置を避けて保管してください。
  • タイヤは水平な場所にたて置きし、動かないように盤木でとめ、危険防止の措置をしてください。
  • タイヤの保管場所は、部外者が立入り出来ない場所にし、屋外の場合は必ず囲いを設け、子供にもわかるように、立入り禁止の表示をして下さい。

位置交換

  • タイヤの摩耗は、駆動輪と遊輪、操舵輪等装着位置によって受ける力が異なるため、均一にはなりません。異常振動・騒音の防止およびタイヤ寿命を伸ばすため、位置交換(ローテーション)を適宜実施ください。

過積載

  • 過積載はタイヤ損傷の原因となったり、タイヤの寿命を短くするばかりでなく、ホイール割れなどの故障にもつながりかねません。過積載使用は避けてください。また、片荷等かたよった積載も避けてください。

ホイール・アライメント

  • 車両の足廻りに異常が生じますと操縦安定性不良、異常摩耗が発生する場合がありますので、適宜ホイール・アライメントを確認、調整ください。

その他の注意

  • リ・グルーブ、穴あけ等の再加工をしたタイヤは、損傷したり事故になるおそれがあるので使用しないでください。