タイヤQ&A
Q.空気圧管理の重要性とは
タイヤの空気圧は高すぎても低すぎても運動性能が低下し、また故障につながるなどの悪影響を及ぼします。
コーナリングフォース、コーナリングパワー、セルフアライニングトルク等の運動性能は、タイヤの接地形状と密接な関係があり、最適な接地形状で走るには、最適な空気圧に管理する必要があります。また各種の偏摩耗や外傷、セパレーションなどの故障を避けるためにも空気圧の適正な管理が重要です。
一般社団法人 日本自動車タイヤ協会(JATMA)の調査(2007年度)によると、点検車両(2,283台)のうち、タイヤに整備不良があった車両は26.7%でした。
不良率1位: |
「空気圧不適正」の19.1% |
2位: |
「ミゾ不足」の2.8% |
3位: |
「偏摩耗」の2.5% |
中でも「空気圧不適正」の不良率が際立っているのがわかります。
適正空気圧 | 偏摩耗の防止 | 走行中のアクシデントの防止 | 燃費性能の確保 | 乗り心地の確保 |
---|---|---|---|---|
空気圧過多 | センター摩耗が発生しやすく、摩耗ライフが低下する。 | カット傷を受けやすい。 | 向上する。 ただし他のデメリットが出る。 |
タイヤがはねる感じになる。 |
空気圧不足 | 両肩摩耗が発生しやすく、摩耗ライフが低下する。 | ハイドロプレーニングやスタンディングウェーブが発生しやすい。 ホイールからタイヤビート部が外れやすい。 発熱によりセパレーションやコード切れが発生しやすい。 |
低下する。 | タイヤが揺れる感じになる。 |
空気圧点検のポイント
- 空気圧は、エアーゲージを使って正確に点検しましょう。
タイヤのたわみで空気圧は判断できません。 - 空気圧点検後はバルブからエアーがもれていないかを必ず確認してください。
- バルブキャップを必ず付けましょう。
※タイヤの空気圧は、1ヶ月で約5%減少します。また、気温差20℃で7%変化します。
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